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人との距離感とは?距離感がわからない人は相手の反応に注目!

距離感 ・人間関係
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人との距離感とはどういうことなのでしょう。

そもそも距離感はどうやって、はかればよいのでしょうか?

初対面、関係性、どれを基準に距離感を考えればよいの?

同じ立場でも距離感が遠い、近いと感覚が違う場合もあります。

一体、どうすればよいのでしょうか?

私もつい最近まで距離感がよくわからないときありました。

今でも迷うときもあります。

しかし、わかったこともあります。

距離感とは、関係性の尺度をはかるツール(ものさし)なんですよね。

距離感は親しさの目安でもあるんです。

距離感が近いからといって信頼関係が築かれるわけではないんですよね。

距離感は一定ではないんです。

だからこそ、相手の反応に注目して距離感を調整していきましょう。

 

今回は

・人との距離感とは
・距離感がわからない人とは
・ちょうどよい距離感を保つ方法

をお伝えしますね。

 

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人との距離感とは

 

人との距離感とは

人と接するときの相手と自分との距離のこと

もっと細かくすると

① 心の距離のこと
② 実際に身体が触れ合うかどうかの相手と自分との距離の間隔のこと

 

距離感は心地よい時間を過ごすための関係性のツール(ものさし)

 

人間関係は、信頼関係を築くことでお互いにとって一番、充実した満足のいく結果が得られます

信頼関係を築くにはお互いを理解するための時間がかかります。

それまでの間、心地よい時間を過ごすために、相手との距離感を離す、縮めるなどして調整していきます。

距離感は、関係性を距離感の尺度ではかるためのツール(ものさし)なんですね。

〇 信頼関係が築かれる → 距離感が近くなる
✖ 距離感が近くなる → 信頼関係が築かれる

先に信頼関係があって、距離感が近くなることはあります。

しかし、距離感が近くなったからといって何もせずに信頼関係が築かれているわけではないんですね。

人によっては

・距離感の単位の感覚の解釈に違いがある
・距離感の存在がわかっていない
・距離感の活用法をわかっていない

このようなことがあるため、違和感が生まれてしまうんです。

人間関係では違和感があるとうまくいきません。

違和感をなくす方法のひとつとして、違和感を感じなくなる距離感まで離すということで対応します。

距離感は、どのくらいの距離を「離す」「縮める」の調整するときに、お互いの目安として使っているんですね。

 

距離感がわからない人とは

 

距離感がわからない人は、相手の気持ちにはお構いなしです。

自分の基準で物事を進めていくんですよね。

それは、もしかしたら距離感の基準がわからないだけなのかも知れません。

距離感がわからない人とはどんな人なのでしょうか?

 

距離感が近すぎる人

 

距離感が近すぎると感じる理由は

・自分だけのペースでコミュニケーションしようとする
・違和感が多い

からなんです。

違和感とは?
目に見える違いとは違って、もっと感覚的な部分の違いを意味します。
言葉には表しにくいものや、生理的なものも含まれます。

 

距離感が近すぎると言われる人は、自分の感情が動いたときには、少しだけ立ち止まってみて考えるクセをつけるのがおすすめです。

そうしていくと、自分の感情を客観的に考えられるようになります。

すると余裕が生まれて、人間関係がうまくいくようになるんです。

距離感については、お互いがちょうどよい心地よさを意識してみましょう。

距離感が近いから仲良くなれるというわけではない」ということを忘れないようにしましょう。

 

マイペースでグイグイと近づいてくる

 

距離感が近すぎる人は、自分が気に入ったことや好きなものは、すぐに手に入れたくなります。

自分の欲求に従って動いているからです。

欲求に従うことは自分を大切にしていることでもあるので、誰でもがやっていることで必要なことなんですよね。

しかし、自分の欲求だけしか考えられなければ、人と関わるときには問題が生じてしまいます。

なぜなら、相手にも相手の欲求があるからですよね。

相手がその距離になることを望んでいない場合には、近すぎると自分のテリトリーに無断で侵入された気分になるんですよね。

そのため近づいてこられた方は嫌悪感になりやすいんです。

距離感がわからない人は、その相手の嫌悪感にさえも気づいていないんですね。

気にしていないのではなく、相手の気持ちには興味がないのだと思います。

本来、コミュニケーションを成立させることで相手との関係を深めていくものなんですよね。

それが距離感がわからない人の場合には、一方的なコミュニケーションになってしまうため、コミュニケーションは成立しないんです。

相手の気持ちや考えに興味を持たない限り、距離感をつかむことはできないんですね。

あまりにも自分だけの欲求に従って静止が効かない人の気配を感じると、歯止めが効かず何を言ってもわかってもらえない絶望感と恐怖すら感じますよね。

たとえば、海外ではあいさつ代わりにハグが習慣になっている国もありますよね。

その場合には、国の習慣の違いを説明すればお互いに納得し理解し合うこともできます。

しかし「自分はハグが当たり前なんです」と言われて、それが当然のような接し方をされたらどうでしょうか?

その当たり前を否定することはしませんが、慣れていない人やそういった習慣を求めていない人からすれば、どうしても受け入れられないこともあるわけです。

双方が違いを認めていない限りは、お互いが納得いくように言葉で説明するのも難しい場合もあるんですよね。

または、表現しにくいことで違いがある場合には話し合うことはあきらめてしまうこともあります。

もう何とも説明がつかない事には「生理的に」合わないという言葉で、済ませたくなるんですよね。

生理的にとは?
理屈ではなく本能的であることです。

距離感が近すぎるマイペースな人には、人の本能的な部分までも侵略し思い通りにされそうな感じに、こちらは説明はできないけれど強い違和感を感じるんですね。

 

自分だけが気分が盛り上がっているときに相手にも気分を強要しようとする

 

この場合には、自分の感情のままに動いてしまっているのがわかりますよね。

自分の感情をコントロールできない理由

・本能的に動く
・考えてから行動していない

からです。

うれしいことがあったり楽しい気分のときには、気持ちが高ぶってしまうのはわかります。

自分の感情をコントロールできない距離感のない人は、自分はこんなに楽しいのだから

「みんなも自分と同じ気持ちになるはず」

と思って、状況に関係なくその場の気分を盛り上げようとします。

周囲の人の状況や気持ちを考えることを、気持ちが高ぶるとすっかり忘れてしまうんですよね。

距離感のない人が冷ややかな対応をされたときには、あとで落ち着いてみれば

「何でなんだろう?」

と、納得がいかない気分になります。

人と関わるということは、相手がいるということ。

自分に欲求(本能)があるように、相手にも相手の欲求(本能)はあるんですよね。

そのことを忘れてしまっている、または考えたことがないんです。

自分は「賑やかで楽しくしたい」でも相手は「静かで落ち着いていたい」といったようにまったく正反対の欲求(本能)の場合もあるんですね。

それを無視されて、相手の欲求に付き合わされるとしたらどうでしょう?

苦痛ですよね。

感情を表現すること自体は、相手を傷つけることをしなければコミュニケーションとしてあっていいことなんですが、相手に同じ気持ちを強要するのはやめましょう。

相手が苦痛を感じる原因は、感情を表現するからではなく距離感が近すぎるからです。

 

 

距離感が遠すぎる人

 

距離感が遠いと感じる理由は

・コミュニケーションをしようとしない
・違いが多すぎる

ことです。

違いとは?
事実に基づく説明ができる違いのことです。

距離感が遠すぎると言われる人は、本人がよければ普段はそのままでも問題はありません

ただ、せっかく何かのご縁で同じ時代に巡り合ったのですから、たまには周囲の人との交流できるとよいですね。

とくに、社会で生きていくためには何かに属していくことが多いですよね。

その関わりは、然的に生まれていくのを自覚して受け入れていくことは大切なことでもありますよね。

他の人に興味を持つことができるともっと視野が広がって、さらに楽しめることが増えるかも。

 

相手が親しくしようと近づいても気がつかないでコミュニケーションしようとしない

 

距離感が遠いと感じる人は、相手が自分に興味を持ってくれたとしても、そのことに気づきません。

なぜなら、人に興味がないから。

自分からコミュニケーションしたいと思っていないのが理由す。

まったく興味がないかどうかはわかりませんが、人と接するよりも自分がやりたいことが他にあるんですよね。

自分のやりたいことで忙しくて、他の人の気持ちには気づきません。

この場合にも、自分の欲求に従って動いているんですね。

コミュニケーションをするつもりがないのは、誰かに迷惑をかけるわけでもなく、その人だけの問題にも感じます。

ところがそうではないんですね。

困るのは職場や同じチームメイト、地域活動などで関わる人たちや、それから最も身近にいる家族などです。

距離感が遠い人は、相手に興味がないだけでなくコミュニケーションすること自体を拒否することもあるんです。

なぜなら、自分のやりたいことの時間を邪魔して欲しくないから。

そうなると状況によってどうしても関わる必要が出てきたときには、同じ場所にいる人たちは困惑してしまうのですよね。

コミュニケーションしたいと思う人が、相手と距離感が遠すぎると感じるのは、興味を持つものや注目する場所が違い過ぎるという事実があるからなんですよね。

 

 

距離感をはかれない人

 

距離感をはかれない理由

・コミュニケーションの経験が少ない
・距離感の感覚がつかめていない

からです。

具体的には

① 相手との距離感の違いに気づいている
② 距離感が違うのはわかるけれども、尺度(ものさし)が違うので、距離を測りようがないと思っている
③ 相手のペースに合わせようと気遣っている
④ 自分の感覚で会話をしても大丈夫か不安になっている

こんな感じです。

一言で言えば

人一倍、感覚が鋭く洞察力もあるのだけれども、コミュニケーションの経験が少ない人

なんですね。

距離感をはかれない人は、人と接するときには自分の感覚の鋭さの感度をいつもより少しだけ鈍くするように心がけてみてくださいね。

今まで気になっていたことも、気にならないようになれば、人間関係がラクになりますよ。

感性が高い人は、意図的に感度を鈍くしても、無意識では元に戻りますので大丈夫です。

距離感をはかれない人は、感度を鈍らせてちょっとしたことに気づき過ぎることを減らして、心地よいコミュニケーションを成立させることに意識を向けましょう。

コミュニケーションの経験さえ積むことができれば、コミュニケーション能力はものすごく向上しますよ。

なぜなら、もともとコミュニケーションに大切な

・感性
・洞察力

はすでに高いものを持っているからです。

あと足りないのは

・距離感のはかり方
・表現力

のみです。

この2つは、経験を積むことで高めることが可能です。

あとは、本人が自分に足りていないものに気づいて行動するかどうかで変わっていきます。

 

どの程度の内容の話をどこまですればよいのかがわからない

 

距離感をはかれない人は人一倍、感性が鋭く、相手との違いに気づいているんですよね。

だからこそ、相手を気遣い「自分のペースで動いてよいものか?」と考えてしまい、結果的にフリーズ(動けなくなって)してしまうわけなんです。

日常のコミュニケーションは、ほとんどの場合が会話によることが多いですよね。

距離感が近いとか遠いと感じることの一つは「会話の内容」です。

同じ内容の話をしても「OKな人」と「NGな人」がいるのがわからないんですね。

親しい友達に話すような悩み事を初対面の人や、それほど親しくない人にいきなり話す
自分も仲良くなりたいと思っている相手に話しかけられてても、何をどこまで話せばよいのかわからなくて、答えられない

本人も距離感という尺度の意味に気づいているからこそ、どうすればよいのか悩んでいるんですよね。

そして、コミュニケーションのポイントがわからずにコミュニケーションが成立しない失敗経験が多くなってしまう

頭で考えすぎてしまって、臆病になっている状態なんですね。

距離感の尺度は何となくの常識みたいなものはあっても、人によってとらえ方は若干違うときもありますよね。

もう、それは仕方がないこと。

そう思って自分でコミュニケーションを経験することで一定のパターンを見つけて、うまく対応していくしかないんですね。

失敗を恐れずに、経験を積んでいくしかありません。

他の多くの人は、そこまで相手の細かい感覚まで気にしていません。

たとえば

親だからこういうことは言わない
子どもにはこの話はしない
上司には、こんな話はできない
親しい友達にしかできない話

というように、ざっくりと相手と自分の関係性で話の内容や深さを決めているだけなんです。

初めは、そんなものですよね。

それから徐々に、接していくうちに共通点や違いを感じる瞬間に気づくときが出てきて、距離感や関係性は変動していくんですね。

ただ、何回やってもうまくいかないのなら、この後に書いてある「コミュニケーションの仕方がわかっていない人」を読んでみてくださいね。

「コミュニケーションを成立させるために大切な3つのポイント」は、とても大事なキーワードです。

いつでも頭の中に置いておくようにしておきましょう。

 

 

コミュニケーションの仕方がわかっていない人

 

コミュニケーションの仕方がわかっていない理由

コミュニケーションの「目的」と「大切な3つのポイント」を知らない

からです。

心地よくコミュニケーションするためには、いくつかのポイントがあるんですよね。

コミュニケーションの仕方がわかっていない人は、コミュニケーションの「目的」と「大切な3つのポイント」を知って、いつでも思い返してみてくださいね

コミュニケーションをする目的

人間関係を良好に保つ
感情を共有する
情報を交換し合う

ことなんですよね。

コミュニケーションを成立させるために大切な3つのポイント

【1】相手を知ろうとすること
【2】お互いの共通点を見つけること
【3】お互いにとっての心地よさを考えること

コミュニケーションについての詳しいことは「コミュニケーションとは?コミュニケーション能力が高い人とはどんな人?」の記事をご覧くださいね。

会話でコミュニケーションするためポイント

お互いに関係している共通点のある話題を話すようにする

ということです。

そのためには

相手を知ろうとする

必要がありますよね。

それからコミュニケーションを成立させるために大切な大前提

心地よさ
です。

誰かと親しくなりたいと思うのなら、相手との共通の話題で会話をしてお互いに心地よい時間を過ごすことが重要なんですね。

 

「相手に関係のない話題」や「お互いに共通性がない話題」を話す

 

コミュニケーションの仕方がわかっていない人は、理由もなく自分が話したいことを話します。

少しでも相手に関係する話題ならばよいのですが、まったく関係のないことも気にせず話し続けます

ほとんどの人は、自分に関係のない話には興味を持って聞くことができないんですね。

それは自分の時間を有効に使いたい思いからなんですよね。

自分に関係のない話をしてくる人は、別のことをしたいのにその時間を奪ってしまっていることに気づいていないんです。

 

タイミングが大切だとわかっていない人

 

タイミングが大切だとわかっていない理由

「状況」や「人の気持ち」が変化することを意識できていない

からです。

タイミングが大切だとわかっていない人は、状況」や「人の気持ち」が変化することを意識してみましょう。

相手のことを考えることはできているのですから、時間の変化に視点を移してみてください。

すると相手の置かれた状況や気持ちを知るヒントが転がっているはずです。

その感覚が身につけば、絶好のタイミングがわかるようになり人間関係もスムーズになりますよ。

 

相手の状況や気分には関心がない

 

相手の性格や興味については理解していても、相手がいつもと違う雰囲気のときってありますよね。

「相手のことを考えているのに、距離感がわからない」

そういうときには、相手の置かれた状況や気分について考えてみましょう。

たとえば

いつもは親しげに仲良くしてくれるのに、今日はどうも、そっけなく冷たい感じがする

相手とはお互いに認める仲の良い友達だという関係性には間違いないのに、いつもとは違う雰囲気のときもあるでしょう。

それなのに、相手にはお構いなしにいつものように、楽しい話題を気にせず話し続ける人がいます。

状況」や「人の気持ち」が変化することを意識できていないためなんですね。

「状況」や「人の気持ち」はいつでも変化していきます。

そのことに意識ができていないため、相手が心地よくコミュニケーションできるタイミングを外してしまっているんですね。

 

 

ちょうどよい距離感を保つ方法

 

人との距離感

近過ぎ → 嫌悪感を与える
遠過ぎ → 親しくなれない(コミュニケーションできない)

このように近すぎても遠すぎても、心地よい関係性にはなれないんです。

人間関係はお互いの存在が心地よいことでうまくいきます。

そのためには、ちょうどよい距離感を保つことが重要なんですね。

具体的な方法を見ていきましょう。

 

初対面のときは基本の距離感からスタートし相手の反応を見て調整していく

 

まずは初対面のときには、一般的な基本の距離感から始めていくようにしましょう。

その後は、相手の状況や気持ちを見ながら距離感をどうしていくのかをその場ごとに判断し行動していきます。

どちらかが距離感を離したい、または縮めたいと思っている場合には、何らかの行動に現れます。

自分は相手とは違い、距離を離したくない、縮めたくないと思っているのなら、相手に直接そのことを言うのではなく、事実として相手も受け止めやすい理由を探しましょう。

距離感を近づけたくないときは

 

言葉で伝えるのなら

仕事が忙しいので
体調がよくないので

などの理由で共に過ごす時間をできるだけ少なくします。

 

距離感を遠ざけたくないときは

 

今の相手の状況や気持ちを尊重しましょう。

相手が距離感を離したいと思っているときには何を言っても変わりません。

できることと言えば、相手の意思を尊重して距離感を離すことです。

距離感を離す距離の長さは相手の様子を見ながら、少しずつ調整していきましょう。

今よりもそんなに離れなくても、お互いにとってちょうどよい距離が見つかるかも知れません。

それは離れて見なければわからないんです。

確かなことは、相手が今の距離感に居心地の悪さを感じてしまっている以上、少し距離感を離した方がよいということです。

そうすることで、いつか再び距離感を縮めたいと思うことも出てくる場合もあるんですよね。

 

距離感をはかるコツは「立場」と「関係性」を基準に考える

 

距離感をはかるコツ

① 相手が置かれている「立場」を見る
② 相手と自分の「関係性」を見る

この2つです。

① 相手が置かれている「立場」を見る

 

相手が置かれている立場は、ひとつだけではありません。

複数の場合もあります。

立場は、相手との関係によって変わります。

たとえば

お互いの立場(関係性) 適切な距離感のイメージをmで表すと
店員と客(取引関係) 9m
近所同士(近隣関係) 8m
上司と部下(上下関係) 7m
同僚と同僚、同級生、趣味仲間(仲間関係) 6m
友達と友達(友達関係) 5m
彼と彼女(恋人関係) 4m
親戚同士(親戚関係) 3m
夫と妻(夫婦関係) 2m
兄と弟(兄弟関係) 2m
親と子(親子関係) 1m

こんな感じになります。

一般的なよくある関係の距離感の遠い、近い数字で表してみました。

相手との距離感がよくわからずにいるときには、この表のような距離感を基準にしてみてください。

数字が小さい方が、距離感が近い関係です。

これは、あくまでも初対面で接するときの相手と自分の関係性に当てはめた心の距離感の目安(イメージ)です。

 

距離感は変動する!距離感が変化するタイミングを理解する

 

距離感はいつも一定ではありません。

変動するんです。

なぜなら

お互いに共感できることが多いと共感し合うことができ居心地がよく、違いがわかると居心地が悪い

からです。

実際には、親子でも距離感が遠い人もいますし、店員と客の関係でも家族のような距離感になっている人もいます。

そういう人たちは

・表面的に距離感を近いように演じている
・時間をかけて距離感を縮める、または離す

などしているため、上記の表の基本的な距離感とは違って見えます。

そのため、上記の関係性の基本的な距離感は、どの人にでも一概には当てはまらないのが現実です。

 

相手と接する回数

 

接する回数が多くなるほどに、距離感は変動していきます

相手といる時間や目に触れることが多いということは、言葉を交わさなくてもお互いの印象(情報)を伝えあっていることになるんですね。

伝わってきた相手に関係する情報に共感できない部分が多く感じるようになると、距離感を離したくなるのです。

反対に、自分と共感できる部分が見つかったときには、もう少し近づきたくなるんですよね。

共通する部分があるからと言っても、相手がその部分に意識や興味がないのであれば、自分だけしか共感はできないことになります。

コミュニケーションは成立できないことになるんですね。

自分も相手も人の気持ちはコロコロと変わっていきます。

お互いに共通することが見つかっても、共感し合えるかどうかは、そのときの状況や気分次第で変化してしまうんですね。

ただ、信頼関係を築くことができれば、状況や気分が変動して距離が離れたとしてもよい関係を保つことは可能です。

信頼関係は少しずつできるだけ時間をかけて築いていきます。

信頼関係が築ければ、距離の遠い近いに関係なく、ちょうどよい距離感を保つことができるんですね。

 

相手の情報を知ること

 

直接、接することがなくても相手の情報を知るだけでも距離感は変わります。

たとえば

・うわさ
・評判

などによって相手の情報を聞いたときです。

本当かどうかわからないことでも、信頼関係が築かれる前の場合には、距離感が変動します。

結局、相手のことを「信頼していない」か「あまり知らない」からこそ、そういった情報に影響を受けやすく真に受けてしまうんですね。

そういう人もいるんだということを知っておくことは、距離感をはかるうえで大切なことです。

 

相手の反応に注意し ちょうどよい距離感に調整する

 

関係性は簡単には変えられないけれど、距離感は関係性に関わらずいつでも変えることができます。

だからこそ

コミュニケーションは、その都度、相手の反応に注意しながら対応しましょう。

相手には、こちらにはわからない相手の状況や気持ちがあるということを知っておきましょう。

言葉に出さなくても

元気がない
楽しい気分
体調がよくなさそう
忙しそう
のんびり休憩してそう

など、相手の表情や雰囲気から感じ取るようにしましょう。

もし、こちらの勘違いだとしても、仕方がありません。

気遣いをすること自体は悪いことではありませんので、ひとつ勉強になったと思えばOKです。

そうやってたくさん、経験していくとだんだん感覚が当たるようになるんですね。

すべてではありませんが。

次第に、相手の状況での距離感に検討がつくようになるんですね。

 

自分の気持ちをコントロールできるようにする

 

うれしい、楽しい気分のときに気持ちが高ぶってしまうことって誰でもありますよね。

自分のうれしい、楽しい感情は周囲も明るくしてくれますので表現することは構わないと思います。

ただ状況によっては、よい感情だとしても個人的な感情を出さないほうがいい場合もあるんですね。

たとえば、大事な仕事の会議中は、個人的な感情を出す状況ではありませんよね。

たとえ、親しい関係であっても、相手の状況や気分に合わせておいた方がよい場合はあります。

自分の感情は、他のときにもできるだけフラットな状態をキープしておく方が、自分も疲れずに済みます。

お互いが気分がよいときならば場をわきまえて、うれしい楽しい気分を共有し合うのもOK。

ただし、相手と自分の温度差がある場合も考えられるので、あまりにもテンションを上げ過ぎるのは、おすすめしません。

その辺も、相手の表情や態度などから距離感を感じながら調整していきましょう。

 

心地よいコミュニケーションを目指す

 

コミュニケーションを成立させる基本

・共感
・心地よさ

この2つがあることでコミュニケーションは成立し、信頼関係を少しずつ深めていけるんです。

相手とちょうどよい関係で距離感を保つためにも

・共感
・心地よさ

がポイントになっています。

距離感は近いからといって、よいとは限りません。

距離感が遠い、近いに関わらず大切なこと

お互いに違和感なく認め合える距離にいること

なんです。

「親しくなるために早く距離感が近くなりたい」

と思う方がいらっしゃいますが、人間関係は距離感が近くなることがゴールではないんです。

何に向かっているのかと言えば、自分が満足のいく充実した時間を持てることを誰もが望んでいるんですよね。

他の人との関係性ができると、自分の時間を共有する必要が出てきます

すべてが共通することはありませんから、共に満足のいく時間にするためには、共通することを意識して共有することがベストなんです。

お互いに違っている部分には共感はできませんが、違いを認め合うことはできますよね。

お互いの違いを認め合うことで、距離感が離れていても、よい関係が保たれるんです。

お互いの違いが気になってしまう距離の近さだと、違いが気になっている人にとっては居心地が悪い気がしてしまうんですね。

心地よいコミュニケーションとは

  • コミュニケーションの基本(共感、心地よさを意識する)
  • ちょうどよい距離感

ができていることなんです。

 

ちょうどよい距離感はどのようにはかればよいのか?

 

ちょうどよい距離感をはかるためには、どれだけ相手と

「共通する部分」
「違う部分」

があるのかによって距離感を調整するとお互いに納得しやすくスムーズです。

それぞれに興味を持っていることにしか意識がいていない前提があるので、必ずしも自分と同じことを感じているとは限りませんよね。

一方だけが「共通する部分」「違う部分」と思っていることもあるわけです。

そういうときには、相手の状況や気分を見てタイミングを見計らって今後の距離感を離す、縮めると調整していけばよいですよね。

自分が居心地が悪く感じても、急に一方的に距離を離すよりは何となくお互いの違いについての違和感を相手にもわかるように匂わせつつ(態度や言葉で伝える)距離を離すのがよいでしょう。

突然すぎることには納得がいかない気持ちが強くなりますので、後でトラブルにもなりかねません。

トラブルを避けるためにも、できるだけお互いに納得できる方法で行動していきます。

距離を離す、縮めるというのは一方的にするのではなく、相手も納得のいく形で距離感をはかっていく必要があるんですね。

 

まとめ

 

距離感は、人との関係性をはかるツール(ものさし)なんですね。

大切なのは、距離感が近ければよいのではく、ちょうどよい距離感を保つこと。

距離感がわからない人は、お互いにとってのちょうどよい距離感がわかっていないために相手は違和感を感じているんですね。

違和感を感じると人間関係はうまくいきませんので、お互いにつらい思いをすることになります。

違和感は、距離を離せばなくなるんですよね。

しかし信頼関係が築けていれば、距離を離してもちょうどよい距離感の関係は保てます。

相手との距離感はコミュニケーションしながら調整していけばOKです。

そのためには日々移り変わる相手の反応に注目して、状況を見極めてお互いが心地よく感じるちょうどよい距離感に調整していきましょう。