「人付き合いは、もういいかな」
そう、心に決めた瞬間がありませんか?
その瞬間から
「もうそのことは考えないようにしよう」
そういう思考になったことで、いくらか心がラクになった気がしますよね。
私もそういう気持ち、経験あります。
人付き合いが苦手な人の特徴7つ
人付き合いが苦手な人は
- ルールや仕組みを理解するのが苦手で怒られることが多い
- 空想が楽しいためひとりの時間が欲しい
- 自分の気持ちに従って自由でいたい気持ちが強い
- 真面目で正直なため疲れやすい
- 自分の気持ちがわからないときがある
- 気持ちを言葉で表現するのが下手
- 多くの人が密集する賑やかな場所が苦手
などの特徴がありますよね。
この特徴をひも解いていくと
「なぜ人付き合いが苦手になったのか?」
が見えてきます。
なぜ人付き合いが苦手になったのか
人付き合いが苦手と思うのは
生まれてから成長していく中で
誰かと関わることでストレスに感じてしまうことが多かったから
これまで人と関わる経験でストレスを感じることが何度もあったかと思います。
その積み重ねが、何かをきっかけに
「『人付き合い』を諦める」となって、今があるのでしょう。
社会に出て人と関わっていくことに慣れ楽しめる人もいれば、「人付き合い」を避けるようになる人もいます。
人付き合いが苦手になるのは
3つが関係していているのでは?
そのため
「人間関係の築き方を知らない、わからない」
「人付き合いを避けてきた」
ことで、人付き合いが苦手な意識が生まれているんですよね。
人付き合いが苦手になる理由は一つじゃない
実際には
「○○さんとの嫌な思い出があるから」
と、一つのきっかけを理由にしていませんか?
しかし、もっと深く考えてみると
自分では、気づいていない
「気質」「環境」「人間関係での嫌な経験」
これらが絡み合って、今があるんですよね。
人付き合いが苦手になりやすい3つの理由を具体的にいくつか見ていきましょう。
人付き合いが苦手な人の「気質」=無意識の習慣
- 内向的が強い
- ひとりが好き
- 空想するのが好き
- 人と違った方法を試したくなる
- 好きなものにこだわる
- 感覚的に敏感
- 基本はおとなしいが、感情的になることもある
- 小人数の親しい人とはおしゃべり好き
- 対人関係に関しては鈍感
- 自分の欲求に素直
- 白黒思考
- 心配性
- 根拠のない自信
- 静かな情熱を持っている
- 一見、無神経に見えるが気にし過ぎで遠慮がち
人付き合いが苦手な人の過ごしてきた「環境」=自分のいる場所
- 子どもの頃から他人と関わる経験が少ない環境にいた
- 自由奔放に子どもらしく過ごす時期に、できない環境にいた
- 親が人付き合いが苦手で他者との関わりを避けていた
- 家族が忙しくいっしょに出かけたり遊ぶ経験がほとんどない(少ない)
- しつけやルールに厳しい家だった
- 学校や会社の社風が自分の気質と合わなかった
- 職場、サークルなどのコミュニティーの雰囲気が馴染めなかった
- 日中は共働きや他の理由で親が不在のため一人で自宅で留守番など
- 学校が家から遠く友達との行き来が難しい(田舎、僻地など)
人付き合いが苦手になるきっかけは「人間関係での嫌な経験」
- 仲が良かった友達から理由もわからず急に冷たくされた
- 人から軽い扱いをされた(大切に扱われない)
- いつも怒られてばかり
- 都合よく頼み事ばかりされる
- 仲間はずれにされた
- 悪口を言っているのを知ってしまった
- ネガティブな話題がつらい
- 雰囲気やノリが居心地が悪く感じた
- ルールや束縛がきつい
- 相手が不機嫌なときがある
- 予定が合わず苦労した
- いっしょにいても楽しく思えない
人付き合いが苦手な人はストレス回避が上手い人
「自分では気づかなかった要因が絡みあっての今がある」
となると、人付き合いが苦手になった理由から見えてくることがありますよね。
人付き合いが苦手な人は
で自分を守ってきただけなんです。
自分を大切にすることは大事なこと。
まるで防衛本能みたいです。
そう思うととても健全なことなんですよね。
表面ではわからなかった本当の理由を知ったあなたは
「ここまでよく頑張ってきたんだなぁ」
と自分を抱きしめたくなるでしょう。
ぜひ、抱きしめちゃってください!
どうですか、ポカポカとしてきましたか?
これからは
- ストレスを感じない人との関わり方
- ストレスを溜めない人との関わり方
ができたらいいなって思いませんか?
人付き合いが苦手な人ができない「人付き合いで必要なこと」
どんなに人と関わることを避けていても、何らかの人との関わりが生まれてきますよね。
そのときにお互いに嫌な思いをしないためには
人付き合いをするうえで最低限必要なことは
- 言葉や表情などで朗らかなコミュニケーション
- 相手のペースにも気を配る(ときには合わせる)
- 約束を守る
- 必要に応じて自分の言葉で意思を伝える(基本は求められたときでOK)
この4つを意識するだけで、人間関係での意図しないトラブルの多くは避けられます。
人付き合いが苦手でもいい!ちょっとだけ改善できることを見つけてみよう
ひとり時間が楽しいって、素敵なことですよね。充実感もあります。
もしも
「誰かと気軽に話がしたい」
「ひとりでは上手くいかない」
ってことがあるのなら
話ができる、聞くことができる、いっしょに頑張ろうって思える誰かがいると、日常の安心感はさらに増します。
お互いのペースを尊重し合える人と無理のない関係性を築くことができると、見える世界がガラッと変わります。
気質は変わらない?クセを減らす工夫を!
自分の気質を知り、認識できていれば大丈夫です。無理に変えなくても大丈夫!
「誰かとこういう風にしてみたいな」
という願望があるのなら、人付き合いに悪影響があると思われる気質を薄くするよう心がけてみると良いでしょう。
人が離れていってしまうときに、自分がついしていること(思考や行動のクセ)を控えるようにしてみる。
気質は変わらないと思われがちですが、意識して習慣を変えるようにしてみると少しずつでも変わっていきます。難しかった問題も勉強方法を自分の気質にあった学習にすることで、やりやすく理解できるようになりますよね。
それと同じで「人付き合いで必要なこと」について、書かれた本や情報の中から自分に合いそうなやり方、できそうなことを見つけてみましょう。
自分に合った方法を根気よく時間をかけてスモールステップで進んでいくと「人付き合いが苦手」意識が改善されやすいですよ。
環境は変えられる
環境を変えるとは
簡単に言ってしまうと、あなたを大切に扱わない人のそばにはいないでください。
家族、学校、仕事、住んでいる町、出かけ先の場所などこにいたとしても、人と関わる瞬間があるでしょう。トラブルが起きたときに電話する問合せ窓口だってそうです。
初めのうちは、嫌だなと思う人に出会うこともあります。
そのたびに、次はできるだけその人との接点を減らす工夫をしてみてください。
その場から離れることができない場合は、違和感のない程度、意識や目線を別の場所に移すようにする。
もしくは、申し訳ない感じだけど明るく「ごめんなさい、○○があるから、また」と、用事を思い出した様子でその場を離れることもできます。
可能であれば、ガラッと環境を変えるのもおすすめです。
- 引越しをする
- 転職する
- 転校する
みたいに、実際に所属している場所を変えてみるのもありです。
次に行く場所は
- こういう人といっしょに過ごしたい
- こういう人のそばにいたい
と思える人が集まっていそうな町、会社、学校などのコミュニティを探してみましょう。
そこで出会った人の中で、気の合う人との関係性をゆっくり焦らず築いていくようにしてみましょう。
自分の意識と行動を工夫して環境を変える
どこに行っても、自分とは合わないなと感じる人はいます。
ただ、自分に合った場所にいる意識を常に持つようにすると、その遭遇率がグンと減ります。もし、そこにいても気にならなくなるんです。
初めて会う人は一度は偏見なく接してみる。
もし、嫌な対応に感じたならば、ちょっと心の距離を置いてみる。
あいさつさえも返してくれない人だったのなら、次は無視をするのではなく
「お互い気づかなかった」ということでOKなんです。
忙しいときには嫌な人じゃなくても、気づかず通りすぎることは誰にでもあります。
相手があいさつに返してこなかったのなら、次に会ったときは無理にあいさつは必要ないと思います。
もちろん、そんな人でも目が合ったのなら、にっこりする笑顔で会釈で十分。
「お互いに、そんなときもあるよね」って気持ちでサラッと流しましょう。
時間が経てば、気持ちが変化することもよくありますしね。
このことだけでよくて、なにも人付き合いをやめる必要はないんです。
このようにして自分の意識と行動を変えるだけで、身の周りの環境が変わることもあるんですよね。
まとめ
人付き合いが苦手になるのは、一つの原因だけでなく「気質」「環境」「人間関係での嫌な経験」が絡み合っているんですよね。
今までは意識せずに人と接しているために「誰と接しても嫌な思いをする」ことが多かったのでは?
人付き合いが苦手なのは、あなたを大切に扱ってくれない人と関わってきたことが原因でもあるんです。
これからは「自分を大切に扱ってくれているかどうか?」を相手とのやり取りや、行動をよく観察していくように意識しましょう。
人付き合いが苦手な人がどんなに「ひとりが好き」といっても、生活していれば人と関わる場面は訪れます。そんなちょっとした関わりでさえ、ストレスを抱え不安になる。
今からでも変えられます。
ちょっとずつ、できそうなことをちょっとの勇気を出して試してみましょう。
「この人素敵だなぁ」って感じる人がいそうな場所に行ってみましょう。
自分を大切にしてくれる人とみんな関わりたいですよね。相手もきっと同じですよ。
純粋に人としてみてどうなのか?「言動」を時間をかけて知ってからゆっくりと関係性を築けると良いですね。