人間関係では「誰と一緒にいるのか?」ということは、とても重要なことですよね。
自分にとって直接的に嫌なことをしない人であっても、離れた方がいい人っているんですよね。
とくに「自分に自信がない人」は、自分にダメージを与えてくる人を見極めて、しっかりと距離を置きましょう。
自分に自信がないと、誰かがそばにいてくれる、誘ってくれるだけでも相手のことを無条件に信用してしまいやすいからです。
「ちゃんと、周りを見て」とか「自分でよく考えてから行動しよう」などと言われても、自信がないときの不安感や寂しさみいたいなものがあまりにも大きすぎて、人恋しくなってしまうんですよね。
「ただ、話相手が欲しい」
そんな気持ち。ありますよね。
しかし、そういった気持ちに寄り添うでもなく、自信のない気の良さそうな人を見つけると近づいてくる人達がいます。
自分に自信が持てるようになれば、そういったことに気づくことができるのですが、自信のないときには、自分の置かれた状況がよくわからないことがあるんです。
離れた方がいい人は、一見、いい人そうに振る舞うので最初は判断が難しいです。
少しでも想像がつくように、実際に思い当たる「すぐに離れた方がいい人」と、その「理由」をお伝えします。
似たような人がいた場合には、あれこれ考えなくても、すぐにその場から離れましょう。
近くにいたら離れた方がいい人とは
自信のない人の優しさや気の弱さをいいことに、そういったことだけを求めてくる人達がいます。
自分の都合のことしか考えられない人です。
そういった人がいたら、すぐに遠くに離れましょう。
人間関係は、お互いのことを考えたうえで付き合いを深めていくことが基本ですよね。
自分のことだけしか考えられない利己的な人は、損得勘定抜きでは人と付き合えないようです。
そのために、自分や仲間以外には本心では興味がありません。
その人と本当の意味での人間関係を築くのはとても難しいことなのです。
そのうえ、自分や仲間以外の他人に対してはとても攻撃的な態度や敵対心を持っています。
自信がない人は、相手がどんな人かわかっていないままでも、そばに居続けてしまうことがよくあります。
お互いに利用し合うような自信があるタイプであれば、付き合いはある程度は続いていくようですが、お互いに利益がないと思えば、疎遠になります。
自信のない人の場合には「騙された」とか「嫌な思いをした」「ムダな時間を過ごしてしまった」と後々、気づくことになります。
自信がないときにダメージを受けると、立ち直るのには時間がかかります。
できるだけ、自分のことしか考えられない利己的な人からは離れるようにしましょう。
成長しようとしない人
成長しない人は、面倒くさがりで楽しいことに目が行きがちです。何か問題があるとすぐに他人に頼ります。自分の時間や労力を使って調べたり行動することはしません。
成長しようとしない人は、その空いた時間を暇つぶしに使います。
自分ひとりで暇つぶしをしている内は良いのですが、自分にとって面白くないことがあると周囲を巻き込んで、上手くいっている人の足を引っ張って楽しもうとすることがあります。
成長しようとする人の足を引っ張ろうとするから
成長しない自分を肯定するために、他の成長しようとしている人の足を引っ張ろうとします。
そういう人の行動からわかることは「成長はするのは嫌だけど、自分よりも成長している人を見ると楽しくない」という思いからなんですよね。
嫉妬しやすい人
嫉妬しやすい人は、どうしても人と自分を比べてしまうようです。
まったく同じ人間なんていないので、何かを基準に比べるとして優劣を競うことなどないはずなのですが、その人にとって気になる、ある一面だけを気にしてしまうことで判断してしまっているのでしょう。
こういう人は、その人の考え方が変わらない限り、相手が誰であっても自分の立場を揺るがすような人だと認識してしまえば、何らかの攻撃が始まります。
嫉妬しやすい人のターゲットになると さらに自信喪失にさせられるから
もともと自分に自信がある人だったら、嫉妬する人が何かしらの攻撃をしてきても、攻撃をかわしたり、相手にしないことで済んでしまうこともあります。
ところが、自信がない人だったりすると「嫉妬しやすい人からの攻撃をされる自分が悪いんではないか?」と自分の弱さや自信のなさをズバリと指摘されたような気分になってしまうんですよね。
しかし、よく考えてみれば、人に対してケチをつけたり攻撃する方が、どう見てもおかしいわけです。
心が弱っていたり、気がやさしい人、自信がない人は、強い口調や攻撃的な態度でこられると委縮してしまうんです。
そのことも、相手はわかっているんです。
ときには、嫉妬してきた人に対して強い口調で「ぎゃふん」と言わせることがあってもいいかも知れませんね。
ただ、反撃や仕返しするのは、相手と同じことになるので、できるだけ無駄な労力や時間は使わないのがおすすめです。
この場合も、ただ相手にせず、お互いが目に入らない存在になる距離になるまで離れます。
嫉妬は「自分の立場を奪われてしまうのではないか?」という気持ちからきているので、その人が気にしている領域からは離れてしまうのが一番手っ取り早いです。
攻撃を受ければ、それなりにダメージも受けますので、自信がない人はとくに離れてしまった方がよいでしょう。
自分に自信があるのであれば、わざわざ、その場から自分が離れる必要はありません。
嫉妬などの攻撃は上手くかわしながら、気にせずに堂々としていれば良いだけです。そのうちに、状況はまた変化していきます。
もし、状況も変わらず悪化するようならば、自信がある人でもすぐに離れましょう。
イライラを他人にぶつける人
イライラしやすい人は、自分の思い通りにならないときや問題が発生すると自分の感情を抑えられません。
また、どんな人であっても疲れていたり忙しすぎたりすればイライラしてしまうことはあるでしょう。
それが常に不満を抱えている人だと、いつでもイライラしていることになります。
少し昔のことを思い返してみましょう。子どもの頃に思い通りにいかないことで癇癪(かんしゃく)を起こしたことありませんか?
子どもは周囲の人やものに、怒った口調や乱暴な態度で当たりますよね。
それと同じことですね。
「感情をコントロールできずにいる」という意味で子どもの頃から変わっていないのかも知れませんね。
周囲にイライラをぶつけたり人のせいにするから
子どものときとは違うことは、周囲にいる人たちや自分の置かれた環境です。
子どもの頃であれば親に当たれば済んでいたのでしょうが、大人になると親以外にも自分のイライラのはけ口となる相手を探し始めるんですね。
今度は自分の意思で他人と関わるようになっていくので、どうしても自分にとって都合の良い人が近くにいて欲しいのでしょう。
自信のない人や立場の弱い人は一番、抵抗もせずイライラをぶつけやすい相手なんでしょうね。
それ以外の人にイライラをぶつけていれば、言い返されたり反撃されたり、そうでない場合には、その場からはみんな離れていきます。
そして必然的に、気のやさしい、気の弱い、自信のない人たちが残ります。
イライラしているそんな状況でも、黙ってその場にいてくれることをいいことに、だんだんとそのイライラの原因を、気のやさしい気の弱い自信のない人たちのせいにして責めてくることも出てきます。
終いには思い通りにいかないことを全部相手のせいにしてきます。
イライラしやすい人は感情で動いてしまうため、周囲のことは全く考えていません。
常に自分より弱い立場の人といることで、相手のせいにしたりイライラをぶつけてストレス解消しているんですね。
偉そうにする人
偉そうにする人は、いつも何かと戦っています。
どうしても自分と人を比べてしまうんですね。そして上下などの立場を常に意識しているんです。
相手が自分と同等か、もしくは上かも知れないと思った場合には表向きは丁寧に仲良くしようとするのですが、少しでも自分より下だと判断した場合には、あからさまに相手を軽んじた態度になります。
そもそも、人として成熟して素晴らしい人は「どんな人に対しても一定の敬意を持って接することが基本」であるとわかっているはずです。
なぜなら、自分が相手の立場に立ってみて嫌なことはしないからです。
誰だって、自分のことを軽く扱われるのは嫌ですよね。
一見、本当に偉い人なのか、偉そうにしているだけなのかの区別は、表面的にはわからない場合もありますよね。
本当に偉い人は、どんな人にも敬意を持って接することから、とても謙虚な姿勢で相手と同じような目線まで腰を低くして接してくれます。
一方、偉そうな人は、周囲の人に対して威厳のあるような態度で接して、あくまでも自分の立場を第一に表現することを意識しています。
自分が偉い立場でいられる状況を作るためだけの目的だから
偉そうな人は、プライドが高いのに実は自信がない人でもあるんですね。
だからこそ、自分より弱い立場の人と一緒にいたがる。自分が一番上の立場でいたいからです。
会社やチームなどの上司と部下の立場があったとしても、常にそのことだけで考えていては、本来の目的が達成できないことが出てきます。
上に立つ人の意味と役割をわからずに、偉そうにしている人は、自分の仕事をしていないことと同じです。
偉そうな人は、周囲の自信のない人に対しては、威圧的な口調や態度で接します。
自信のない人は、さらに自分を責め自信をなくしていきます。
そうならないためには、まずはそこから離れましょう。
どんなことを言われても、気にせずに行動に移すのみです。
愚痴や悪口が多い人
愚痴や悪口が多い人は、時間に余裕があるんですよね。
とくに女性は、おしゃべりするだけで楽しいと感じたりしやすい人が多いので、手っ取り早くお金もかからずに楽しめることがおしゃべりであったりするようです。
「今の現状を変えるつもりはないけれど、文句や不満を言ってスッキリしたい」
おそらく、これが本心です。
ですので、暇つぶしに付き合ってくれる人をいつでも探しています。
本当に悩んでいて現状を変えたいと思っている人は、同じ愚痴や悪口を何度も繰り返すのではなく、「どうしたら良いのか?」をこちらに相談してくるはずです。
愚痴や悪口が多い人は、その行動がありません。
現状を変える気がないのに相手の時間だけを奪おうとするから
愚痴や悪口を聞いている人は、その時間はいい気分ではありません。
もし、愚痴や悪口を言うことでスッキリして気持ちが切り替わるのなら、聞き役となるのも良いでしょう。
しかし 顔を合わせるたびに、いつも似たような愚痴や悪口を言うようならば、すぐにその人から離れましょう。
相手は自分のことしか考えていないからです。
愚痴や悪口を聞かされている人の気持ちや時間のことなど考えていません。
自分がスッキリするだけでいいからです。
ほとんどの人は、他人の愚痴や悪口に付き合うのは嫌になってしまいます。
愚痴や悪口をくり返す人は、今の現状を本気で変えたいとは思っていないか、もしくは変えられるはずがないと思っているため建設的な会話や行動はしたがらないんですよね。
それは望んでいないんです。
自信がない人にとっては、他の人から声をかけてもらうことは、ただそれだけでも、うれしい気持ちになります。
せっかく声をかけてもらったのに断ることは「相手がかわいそう」と申し訳なく思う気持ちを持ってしまうことありますよね。
愚痴や悪口を言う人からすれば「この人は私の話を嫌がらずに何でも時間をつくってくれる」とわかるみたいです。
聞いてもらってスッキリした人は「ありがとう」というときもあります。それを聞くと「いいことしたのかな」とつい思ってしまうんですよね。
しかし、そのときに相手の言葉ではなく、態度や行動の「はしばし」をよく見てみましょう。
その言葉とは裏腹な態度が見え隠れしていませんか?
こちらから連絡してもいつも断られたり、用事が済めばあっさりと「時間がないから」とその場を去ろうとしたりなど。何かがおかしいと感じることは、ありませんか。
その場でのやり取りだけでなく、ちょっとしたことの方が本音を表している場合が多いんですよね。
お互のことを大切に思い、それを行動で示さない限りは人間関係は築くことはできません。
自信がない人は、言葉をそのまま受け取ってしまうことが多いため、相手の本音に気づかずにいてしまうことがよくあります。
だいぶ時間が経ってから、ふと気がつくと「いいように利用されてしまっていた」と感じることになります。
時間をムダにしないためにも、愚痴や悪口があまりにも多い人とは、こちらのことを全く考えない時間泥棒だと思ってすぐに離れましょう。
調子のいい人
調子のいい人とは、初対面から相手のことをほめたり必要以上に相手の喜ぶことを言って持ち上げる人です。
しかし 実際には「自己中心的」「遠慮がない」「人を利用する(利己的)」なことがだんだんと見えてきます。
気のよさそうな人に、積極的に声をかけていきます。相手との距離感に関係なく、行動的なことが特徴です。
何かしら見つけて相手をほめて喜ばせることで、その後に自分のペースに持っていく準備をしているようです。
自信がない人は自信がない自分をほめて認めてくれている人に映るため、調子のいい人の言葉を鵜呑みにしてしまいます。
そこを見計らって調子のいい人は、自分のお願いごとをしてきます。
自信がある人なら、そこで「ああ、やっぱり」とすぐにわかります。
しかし 自信がない人だと「本当に何か困っているんだから、私が何とかしてあげなくちゃ」となってしまうんです。
調子がいい人は、これが狙いなんですよね。
純粋にほめてくれている人の場合には、何かうれしいことを言った後に見返りを求めるようなことはしません。
おだてに乗せられて利用され嫌な思いをしないために
出会ってすぐに人懐っこく調子がいい人には、ちょっと注意して他の行動も見てみましょう。
調子がいい人は、基本的には頭の回転が早い人が多い気がします。瞬時に、自分にとって損か得かを考えることに長けていて、常に得になることを選択していきます。
相手から何かを得ると、もう必要ないかのように急に冷たくなったり、音信不通になったりしてコロッと態度が一変します。
自信がない人から何かを得ることは、調子のいい人にとっては、相手はほめれば喜んでもらえるし、喜んで何かしら差し出してくれると思っているので、ラクなんでしょうね。
そんなこととは夢にも思っていなかった自信がない人は、とてもショックを受けます。
ときには、人間不信にまでなりそうに。
そんな思いをしないためには、自分に自信が持てない人は調子のいい人からは離れていましょう。
まとめ
自信がない人の近くにこのような「離れた方がいい人」がいた場合には、特に何も考えずに一旦、離れましょう。
自分に自信がないことは、どうしてもその雰囲気で周囲の人にもわかってしまいます。
そのため「離れた方がいい人」が、自分に自信がない人の存在に気づけば、積極的に近づいてくるんです。
よく「こういう人ばかりが寄ってくる」ということ聞いたことありませんか?
そうならないためには、まずはその人たちから離れて(近づけない)、次に、自分に自信をつけて行きましょう。
「自分に責任を持つこと」で自信を持つことができるようになります。
「離れた方がいい人」は自信がある人であっても、安心してお付き合いできる相手ではないでしょうね。
積極的に付き合う相手は、自分の生き方に合った人たちを選んでいきましょうね!