認知バイアス いい? わるい?

認知バイアスとは

認知バイアス って聞いたことありますか?

認知にバイアスがかかる状態

     ↓

あるものごとに関して、それとして認めることに偏りがある考えの傾向

脳科学とか心理学の用語のようで、いろいろなバイアスがあってそれぞれ名前がついています。種類もたくさんあるようです。

先日の記事で書いたように、わたしはその時、初めて知りました。

どんなものがあるのか、気になるものをピックアップしてまとめてみました。

『認知バイアス』 まとめてみた 【対人関係に影響しやすいもの】

【認知的不協和】  

『違う意見に耳を貸さない』

自分にとって聞きたくないことには耳を貸さない、聞くことをしない、無いものとする

『思い込みが激しい』

現実には必要がないと思っていても、それが1つしかない(限られている場合など)ときは、価値があると思いこむ

【確証バイアス】

『自分が正しいと思えば間違いを疑わない』

自分が正しいと思う世界観だけを信じた固定観念をもっている

『自意識が高い』

自分に都合のいいことを肯定し、反する意見は軽く見る傾向

【内集団バイアス】

『身内びいき』

・自分の所属する集団を他の集団よりも高く評価する

・評価の高い集団にいる人に対し、その人を高く評価してしまう

【感情バイアス】

『都合のいいことしか認めない』

不快な事実は認めない

【バンドワゴン効果】

『風評に流されやすい』

多勢の意見に同意する

【リスキーシフト】

『集団心理を助長する』

1人では、おえないリスクも集団の中であればへいきになり極端な言動を主張する

集団極性化には、1人で意思決定を行う時よりも、集団で行う時の方がリスクの高いものとなるリスキー・シフトと、反対に、より安全性の高い無難な意思決定になるコーシャス・シフトの2つがあります。

出典元:心理学用語集 Psychological Term

*また集団において、最初の個人決定が集団決定をシフトすると研究で示されているようです

【自己奉仕バイアス】

『自分を肯定し他者を批判する』

・成功したときは自分の能力のおかげ失敗したときは誰かのせい

・調子に乗りやすく、何かあれば人のせいにしやすい

*同じ状態の集団だった場合、「集団奉仕バイアス」ともいう

【アンカー効果】

『言ったもん勝ち』

不確かなことを予測、判断するときに最初に聞いた(又は言った、おこなったなど)ことがその後の判断に影響してしまう

*集団の中では意見の内容に関係なく、最初に言った人の意見が採用されやすいなどと言われている・・・結果、次々と賛同者が現れたりして、その場を接着(意見がまとまる)される

他の意見をつなぎとめる作用もあることから、係留効果とも言うことがあります。

出典元:初めての心理学

*アンカー効果とは

  • 初期値を意味する
  • 投錨効果、ファスナー効果とも言われていて、接着を意味する

以上の2つの意味をもっている言葉のようです。

【コンコルド効果】

『行き過ぎたもったいない精神』

何かにお金、時間、精神などを投資することをムダになると思いこみやめられない

*超高速旅客機コンコルドの商業的失敗が由来となっている

*経済学では『サンクコスト効果』とも言い、同じことを意味する

【フレーミング効果】

『ものは言いよう』

同じこと同じ意味合いであっても、表現方法や言い方などで受取りての印象がかえることができる

【ハロー効果】

『人を一面だけで決めつける』

良いことも悪いことも、学歴や肩書き、容姿などの目立つ特徴だけをみてその人を判断してしまう

【ピグマリオン効果】

『誰かの意見に影響される』

人から言われた自分のことを事実だと信じてしまう

【観察者バイアス】

『自分に起こった悪いことは周りのせい、自分に起こった良いことは自分の能力、性格のおかげ/他者に起こった悪いことは他者の能力、性格のせい、他者に起こった良いことは周りのおかげ』

対象の事柄に関して本人の都合の良いように解釈し、他の要因があった場合でもそれに気付かない


*どこに原因があったかを求めようとする心理を「帰属」と言って、「内的帰属」「外的帰属」があります。その心理が大きく関わっています。

詳しくはコチラ↓

参考・参照元:心理学用語集 Psychological Term/

帰属のエラー


*[観察者バイアス]との関連用語にあたる[観察者効果]

  • 社会科学では、見られていると意識したときに行動が変化する現象を [観察者効果] という
  • 科学、物理学などでも観察、観測する状況によって変化する現象や状況を [観察者効果] という
  • コンピューター関連用語でも [観察者効果] という用語が使われている

詳しくはコチラ↓

 参照・参考元:wikipedia/観察者効果/観察者バイアス

【後知恵バイアス】

『自分のやったことを正当化する』

結果が出てから、そうなることはわかっていたと考える

なぜ そうなってしまうのか?

わたし自身、「んっ?何かちょっとおかしいな」ということをきっかけこの言葉にに辿りついたわけですが、いろいろ調べていくと全体的にあまり良い意味として使われていないようでした。

脳が無意識にしてしまう「思考のクセ」

出典元:講談社BOOK倶楽部 人の考えはなぜ偏るのか?池谷先生が出題「ココロの盲点」テスト

以上のようにも言われているように、日ごろ無意識に「認知バイアス」のかかった状態で物事を選択していることは、たいへん多いように感じます。

『認知バイアス』 なぜ 良くないのか?

思考の偏りがある状態でいると

  1. 本人では気付かないうちに精神のバランスが崩れた状態にしておくと病を引きおこすことがある
  2. 対人関係において、衝突が増えることもある
  3. 孤立し社会生活が困難になる場合がある
  4. 集団心理が加速し、いじめや、仲間はずれなどの社会問題を引き起こす可能性が高い
  5. 危険なリスクや思い込みの精神に歯止めが利かなくなり行き過ぎてしまう

悪いことばかりではない

認知行動療法では以下のように考えられているようです。

確証バイアスは、自分が何を信じているかという『信念(スキーマ)』に大きく左右され、それと同時に確証バイアスを介した思考がさらなる信念の強化につながっていきます。

出典元:筋骨格系理学療法の世界/認知行動療法/認知バイアス

人間の思考の根底にある信念・価値観・人生観などのことを『スキーマ(schema)』あるいは『中核的信念(corebelief)』と呼びます。

出典元:筋骨格系理学療法の世界/認知行動療法/自動思考とスキーマ

確かに、強い信念を持っていること『我道を行く』という精神は、時には必要だと思います。

例えば、何かの目標に向かって努力するとき、信念をしっかり持つことで周りを気にせず突き進み、目標を達成できたりすることもある。

ただ、注意が必要なのは自分の信念(スキーマ)で成功を収めたりして確立すると、違う信念を持つ人を許容することができず軋轢が生じる原因となる場合もあるようです。

そういったこともしっかりと自覚していくことは大切です。

では どのようにすればよいのか?

  • 認知バイアスの状態を理解しココロのゆがみに気付くこと
  • それと同時に自分の信念を探って見つけていくこと
  • 信念を持ちつつも、他者の信念への許容も心がけること

以上3つのことを意識してみよう。

最後に

『認知バイアス』をはじめとし、人の行動を心理的、科学的に説明できることがわかりました。

様々な学問でたくさんの用語が使われているということも。

参考・参照・出典させていただいたサイトの方には感謝いたします。ありがとうございました。とても良い勉強になりました。

こういった用語にあてはめて、自分や周囲の人の状態を把握する手段としてはたいへん有効だと感じます。

しかし一方で、例えバイアスがかかっている人がいたとしても、日常でこう言った用語でその人達を呼んだり、レッテルをはって攻撃するようなことがあってはならないとも思いました。

つい、おもしろ可笑しく冗談半分であっても。

そうなると、自分だってバイアスがかかっていることにもなりますものね。

参考・参照元:

論理的思考力と議論/認知バイアスとは?

ビジネスの道具箱/「事実に基づく事」を阻害する要因 認知バイアス

embryo/認知バイアスとは

始めての心理学/アンカー効果

心理学用語集 Psychological Term/集団極性化/リスキーシフト

心理学用語集 Psychological Term/帰属のエラー

科学辞典/帰属過程/観察者バイアス

wikipedia/リスキーシフト

wikipedia/アンカー効果

wikipedia/観察者効果/観察者バイアス

wikipedia/後知恵バイアス

wikipedia/ハロー効果

wikipedia/コンコルド効果

XLab online /ビジネス用心理学/サンクコスト効果(コンコルド効果)とは?~投資を止められない心理~

人間関係の心理学/仲間集団をひいきする心理

筋骨格系理学療法の世界/認知行動療法/認知バイアス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする